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    HIRO

    • Author:HIRO
    • 某電機メーカーで、情報システムの営業職を経て、現在はマーケティングに従事。顧客の経営改善に寄与するためにビジネススクールに通い、中小企業診断士を取得。息抜きのサーフィン、サッカー、ランニングが最近楽しい。

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2011/12/31(Sat)

モンステラ


引っ越し祝いにこんな素敵な植物を頂きました。モンステラという名前で、花言葉は壮大な計画という意味だそうです。

ハワイ産の植物でハワイアンジュエリーなどにもデザインされているようです。
手間モかからないみたいで僕向きですね!
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2011/08/13(Sat)

ジェノサイド


はじめの100ページを読んだときにはこんなオチになるとは全く思わなかった。
発送の斬新さ、ディテールの組み込みの上手さ、3つのシーンの展開と組み合わせ。

どれもホント面白かった。
今年度最高のエンターテイメント小説と言ううたい文句は全く伊達じゃなかったね。
思わず2度も一気に読んでしまった。








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2010/08/28(Sat)

白夜行


今さら?
と聞かれそうだが、白夜行という小説を読んだ。

その分厚さだけで読み始めることに躊躇していたが
その面白さに思わず昨夜ぶっ通しで読んでしまった。
結局全体900ページ近い分量のうち、半分を昨夜6時間で読んでしまった。
いやー、途中から話は読めたけど
ぐいぐい引込まれるその展開に
読み止めることも出来なかったよね。

何でもっと早く読み始めなかったのだろうか、と思うほどの秀作だった。



それにしても、女って怖い・・・。
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2010/07/19(Mon)

MARKETING PLAY BOOK


BLTCでお世話になった先生の数江先生が翻訳した
マーケティングに関する著書だ。

特に特徴的なのは、BtoBビジネスでのマーケティングに
有意な内容が多いというところだ。
マーケティングというと4Pに始まる消費者向けのほうが
研究も盛んでメジャーなのだが、ここまで法人向けビジネスでの
マーケティングに記載のある書籍も多くはないのではないか。

いくつかのPLAYにそって、概要説明が進み
目次を読むだけでも頭がいい人が組み上げたと分かる内容になっている。
内容としては一度目を通すべきだけの内容が含まれている。


しかし、ここから辛口だが、2つのポイントがイマイチ。
一つは誤訳と思われるようなことがいくつかある。
2つ目は日本語としての読みやすさがイマイチな点だ。

これを改善してくれたら値段に十分見合う書籍だと思う。








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2010/07/18(Sun)

風が吹いている - 三浦しをん


ユーザレビューの評価が高かった作品。
文庫本で読んだのだが、相当な厚さで大作感は満載だ。

ストーリーすら知らずに読むと
すぐに箱根駅伝に出場する話だと分かる。
しかも、素人だらけの集団がものすごい努力をする。
最後はこうなる。

全て先が読めるんだけど、それでも最後はぐっと来る。
予定調和もたまにはいいと思うけど
これは壮大な前フリがある分少し減点かな。

それでもこれを読むと走りたくなる!
風を浴びて走りたいと思わされる作品だ。









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2010/06/21(Mon)

告白 - 湊かなえ


もし問題作と分類の小説があるとしたら
これは間違いなくリストのトップクラスに来る作品だ。
告白というタイトルどおり、独白形式で物語は進む。

そして、物語の中枢は主人公である中学校の女教師が
自分の娘をその教え子のクラスメートに殺されるというところから
始まるんだ。

この小説がその問題さくっぷりを誇るストーリーをおいて
文学としての素晴らしさを感じるのがその独白形式だ。

だから、僕はこの小説を映画化したあの映画を僕はあまり見たくない。
予告編を見たけど、この小説を愚弄しているのではないか?
と思うような内容だったという印象を覚える。

ここのところ、友人知人の紹介やレビューで評価の高いものを読むようにしているので
アタリの本が多い。

サッカーに、小説にマラソンに最高な週末。
これで体調がよければ海にもいけるんだけどな。

それは再来週にとっておこう。
今週末はUAのライブ。






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2010/06/14(Mon)

オーデュボンの祈り - 伊坂幸太郎

久し振りに、予想だにしない、という意味において
ものすごく素晴らしい小説にめぐり合った。
イントロダクションとしての興味
読み進める上での引込まれる魅力
読後感としてのさわやかさ、
どれをとっても一流の小説、という印象だ。

僕らはいくつかのちりばめられたなぞと、
大きな苦笑してしまうくらいの疑問を抱えながら
この本を読むことになる。

この手の本はネタバレはしてはいけないコトなので
あまりかけない。
だけど、久し振りにさわやかでのめりこんだ小説だった。






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2010/05/07(Fri)

SOSの猿 井坂幸太郎



Monkey Majik--Around The World


井坂幸太郎という作家自体は僕は嫌いではないけど
これはどうだろうか。

人の痛みを知ること、解決できるヒーロー、事件ということから
何となくオチは分かってしまうのではないか、という気になるけど
そうでもない。

展開の妙があるね。構成というべきか。
だけど・・・。

何か情景が浮かばないというか、話に無理やり感があるというか。

僕はあまり好きになれなかったなぁ。






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2010/04/18(Sun)

1Q84



■feather nujabes


先日亡くなったnujabesに哀悼の意を表して。


今日1Q84のBook3を買った。
もう300ページ読んだけど、まだ半分。

他の人の書評によると章立てを読むとあらすじが読めてしまうので
”絶対に”見てはいけないみたいだ。

面白くてどんどん引込まれる。


一つオススメはbook3を読む前に、1と2を読み直しておくことを
強くオススメする。

面白いね、いつもいつも。

201004182140000.jpg
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2008/08/31(Sun)

谷川俊太郎の33の質問

katsu's Book Review に紹介されていた『谷川俊太郎の33の質問』を

酒を飲み酔っ払いながら答える、という前からやってみたかった事をやってみる。

この本は谷川俊太郎という詩人が考えた質問に対談形式で答えていった問答を

本にしたという非常にシンプルな企画なんけど、読んでいて非常に楽しい。

めちゃくちゃかっこつけている人もいれば、すごーく力の抜けた自然体な人もいる。

この対談は聴衆もいるなかで行われており、本を読みながら答えるというのは

この本の中の回答者と比べるとコンディションは違うんだけど、まぁ、その分酒を飲んでいて

明日の朝は恥ずかしい思いをしそうだ。ちなみに既にビール350ml×2本は空いています♪

こういう時はとことん自分の感情を揺さぶったほうが面白い回答が出そうだから

こんな曲を聴きながら書いてみる。

Rockapella / ELLIE MY LOVE



完全アカペラグループのrockapellaがサザンのいとしのエリーをカバーしています。

レイチャールズのバージョンも有名だけど、こっちのほうが僕は好きです。




さて、それでは33の質問に行こう!!


1.金、銀、鉄、アルミニウムのうち、もっとも好きなのは何ですか?

 銀。このcoolなカンジがいい。金はどうしても成金で、品がないイメージが僕にはあるんだ。
 ぶっとい金のネックレスやこれ見よがしの金の腕時計。ホントかっこ悪い。
 次にアルミニウム。これはなんか軽くて。特徴が薄いよね。それがさ、何かイヤ。
 最後に鉄。これはこれで結構いいと思うんだよね。無骨でさ。ただ、
 銀のほうが高そうじゃん!やっぱりこれだね。最後は。


2.自信をもって扱える道具をひとつあげて下さい。

 これは回答に窮するな。特にないんだよね。
 いろいろなスポーツや趣味を結構かじってきたタイプだから
 比較的いろんなことは適当には出来るけど、何も極めていない。
 あまりないです。

3.女の顔と乳房のどちらにより強くエロチシズムを感じますか?

 完全に顔。顔は非常にエロイです。
 乳房は単に部品だと思うんだよね。その物自体が何も主張していない。
 顔はその時々の感情を非常に豊かに示すんだ。
 たまりません(笑)

4.アイウエオといろはの、どちらが好きですか?

 いろは。アイウエオはあまりに論理的すぎて便利で実用的だけど
 情緒や面白さにかける。

5.いま一番自分に問うてみたい問いは、どんな問ですか?

 どういう人生を送ろうとしているんだ。
 人生のゴールを何においているのか、という事からは最近逃げているなぁと思う。
 ゴールを意識した活動になっていないから、非常に享楽的でこれじゃだめだ、
 そう思う日々だから。

6.酔いざめの水以上に美味な酒を飲んだことがありますか?

 真夏の一杯目のビール。
 僕には酔いざめの水はおいしいけどつらい想い出が多い。
 その点、真夏の一杯目のビールは何よりもおいしい。
 こういう回答をする時点で多分僕はのん兵衛ではないのだと思うのだけど。

7.前世があるとしたら、自分は何だったと思いますか?
 
 猫かな。
 犬みたいにすごく正々堂々としていて、飼い主を裏切らないというような
 ああいう真面目さや何というか、主役になりうる感じは僕にはない。
 非常に狡猾で、自分勝手で、都合のいい感じが僕らしいと思う。
 誰もを最後の最後では信用していないとか。

8.草原、砂漠、岬、広場、洞窟、川岸、海辺、森、氷河、沼、村はずれ、島―どこが一番落ち着きそうですか?

 岬かな。
 草原や洞窟、川岸、沼、森はちっちゃいうっとおしい虫が気になってすごく落ち着かないと思う。
 僕の良くいくサーフポイントにあるお袋の家はとてもいいのだけど、
 庭の蚊と、海に行くまでの道にいるクモや虫がすごーくきらい!!だし。
 砂漠はどうにも埋まってしまいそうになるのではないか??という典型的なあり地獄の怖い
 イメージがあるし。
 氷河は足の裏が氷河にくっついてはがれなくなってしまうのではないか!!ということが怖い。
 氷手で持ってグラスに入れる時くっつくあのカンジはとても嫌い。
 島や村はずれはそもそも想像がつかない。
 広場、海辺はかなりいい線いくんだけど、海辺はそこから海を見ていると
 入りたくなってしまうから。落ち着く場所ではないんだよね。
 その点、岬は特に車に乗ったまま海を見るイメージなんだけど
 スゴーク落ち着き遭難感じがする。
 広場は昼間にぎやかな広場でさ、夜から夕方にかけて人が減ってくるカンジ。
 この、兵どもが夢の跡(つわものどもが ゆめのあと)、というカンジがさ
 とてもいいのだけど、最近は浮浪者のイメージがどうしてももう一方で付きまとうからさ。
 総合的に考えて岬かな。

9.白という言葉からの連想をいくつか話して下さいませんか?

 潔白。正しい。ということ。
 できるだけ正しくありたいね。

10.好きな匂いを一つ二つあげて下さい。

 まくらカバーの匂い。
 決して他人にはいいにおいではないけど、僕は自分の枕カバーの匂いは好き。

11.もしできたら「やさしさ」を定義してみて下さい。

 理解されないこと。自己満足。他人からみると必要以上で
 自分が相手をおもんばかったときの態度かな。
 
12.1日が25時間だったら、余った一時間を何に使いますか?

 寝ます。余る、というのがポイントで他人より唯僕にだけ与えられた時間なので
 非常に無駄遣いしてみたい。

13.現在の仕事以外に、以下の仕事のうちどれがもっとも自分に向いていると思いますか?指揮者、バーテンダー、表具師、テニスコーチ、殺し屋、乞食。

 表具師かな。指揮者のような才能が求められるものは決して向いているといえるような
 自信を持ってはいえないし。バーテンダみたいに他人とコミュニケーションをとる仕事は
 決して向いているとは思えない。殺し屋みたいに度胸が求められるものも無理だね。
 こじきもそれをやる度胸はない。
 表具師みたいに職人作業は僕には結構向いていると思う。淡々と与えられた仕事を
 こつこつこなす。

14.どんな状況の下で、もっとも強い恐怖を味わうと思いますか?

 信頼している相手が自分を裏切ることかな。
 裏切りほど怖いものはない。

15.何故結婚したのですか?

 してないからわからない。

16.きらいな諺をひとつあげて下さい。

 結果よければ全て良し。
 結果が良くても悪いことは悪いと認めて改善すべきだ!と思う。
 そういうプロセスのよしあしをごちゃ混ぜにして結果で語るのは全く正しくない。

17.あなたにとって理想的な朝の様子を描写してみて下さい。

 海辺のコテージで朝波の音で起きるんだ。
 コテージは完全に真っ白。天気は日差しは強すぎないカンジで
 ただ真っ青な空があるんだ。
 ベッドの上に寝ていて、波の音と何となく明るくなってきた空で僕は自然に起きる。
 ねぐせがついた頭をかきながら、海が見えるリビングで
 好きな音楽をかけながら納豆とご飯を食べる。
 そんな感じかな。
 

18.一脚の椅子があります。どんな椅子を想像しますか?形、材質、色、置かれた場所など。

 小学校のいすかな。木目調の床の上に細いパイプ足がついていて
 うすっぺらい気の台がついていて、そこに座るんだ。
 小学校のいすが思い浮かぶ。

19.目的地を決めずに旅に出るとしたら、東西南北、どちらの方角に向かいそうですか?
 
 多分目的地を決めずに旅には出ない。

20.子供の頃から今までずっと身近に持っているものがあったらあげて下さい。

 小学生の時に父に買ってもらった本がある。
 ギュンターグラス『鈴蛙の呼び声』
 本が好きな父でふと新聞か雑誌かで見つけた本だったんだけど
 何となくほしいなと思ったし、本がほしいといったら父が喜ぶかなって思って
 言ったら翌日すぐ買ってきてくれたんだ。
 読んだんだけどあまり面白いと思えなかったんだけど、そうは言えなくて。
 父が僕に話してくれた感想は当時全く理解できなかったけど、気を使ってそうだね、
 といった自分をすごく悪いやつで自己嫌悪した想い出がある。
 今となって読み返したことがないから、内容すら思い出せない。
 ちょっと読んでみようかな。

21.素足で歩くとしたら、以下のどの上がもっとも快いと思いますか?大理石、牧草地、毛皮、木の床、ぬかるみ、畳、砂丘。

 大理石。圧倒的だね。あのひんやりしたカンジの気持ちよさはないよね。
 言うまでもない。 

22.あなたが一番犯しやすそうな罪は?

 詐欺かな。
 人をだますようなコトはしそうだ。

23.もし人を殺すとしたら、どんな手段を択びますか?

 僕は度胸がないけど、切れたら何をしでかすかな、という事を思う時がある。
 そういう意味では撲殺かな。 バットくらい持って殴る。
 さしたりする感じじゃないね。力づくだね。

24.ヌーディストについてどう思いますか?

 寂しがりや。

25.理想の献立の一例をあげて下さい。

 ハンバーグ、ご飯、サラダ、スープ。
 ハンバーグはおにぎり位のハンバーグが大皿の上に何個も載っているんだ。
 子供の時ハンバーグはご馳走だったな。

26.大地震です。先ず何を持ち出しますか?

 携帯。一人じゃ何も出来ないけど、携帯があれば信用できる人と連絡が取れる。

27.宇宙人から<アダマペ プサルネ ヨリカ>と問いかけられました。何と答えますか?

 宇宙人がきたら多分逃げる。

28.人間は宇宙空間へ出てゆくべきだと考えますか?

 出てゆくべき。
 人間の欲望は際限がないし、それを満たそうとするのは必然だから。

29.あなたの人生における最初の記憶について述べて下さい。
 
 5歳くらいの時に一人で近くのスーパーが企画したキャンプに参加した。
 同じくらいの年の子供達ばかりで。でも誰のこともお互い知らなくて。
 そのキャンプでいった先で土でできた急斜面があって、そこを怖くて仕方がなかったけど
 友達になった相手がその斜面を下ろうといって一緒に下ったんだけど
 その時の怖さと気持ちよさの交錯した感情や風景はよく覚えている

30.何のために、あるいは誰のためになら死ねますか?

 人のためには多分死ねない。

31.最も深い感謝の念を、どういう形で表現しますか?

 手を握る。両手で。もしかしたらひざは地面につくかもね。

32.好きな笑い話をひとつ、披露して下さいませんか?
 
 尾も白い話。体も顔も耳も白い犬がいて、尾も白い。
 僕が小さい時よく言ってたすごいつまらない話だけど
 家族が暖かかったなぁという想い出が好き。

33.何故これらの質問に答えたのですか?

 質問が結構面白くて自分のことを振り返るきっかけになる、と思ったから。



いやー、疲れた。。
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2008/08/14(Thu)

これが私の優しさです。

谷川俊太郎の詩集『これが私の優しさです』を読んだ

アーティストのbirdがこの詩集の中に収められている詩(書名と同じ)これが私の優しさですを読み

すかさず歌にしたという話は比較的有名だ。

bird / これが私の優しさです。



この詩集の中に懐かしい詩を見つけた。

-------------------------------------------

カムチャッカの若者が

きりんの夢を見ているとき

メキシコの娘は

朝もやの中でバスを待っている

ニューヨークの少女が

ほほえみながら寝がえりをうつとき

ローマの少年は

柱頭を染める朝陽にウインクする

この地球では

いつもどこかで朝がはじまっている



ぼくらは朝をリレーするのだ

経度から経度へと

そうしていわば交替で地球を守る

眠る前のひととき耳をすますと

どこか遠くで目覚まし時計のベルが鳴ってる

それはあなたの送った朝を

誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ


-------------------------------------------

ローマの少年が柱頭にウィンクする、という一節は鮮明に覚えていた。
僕が小学生の時に教科書に出ていた詩だ。
その柱頭がつくられた何千年も前から同じ朝日を見てきた、という事が
なにやらロマンティックで心に深く刻み込まれていた。

朝日は本当にきれいだ。
波乗りをするようになってますますその美しさを体感するようになった。
まるで、小学生の頃からこうなる事は運命が決めていたように。


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2008/08/02(Sat)

【書評】小さき者へ


僕の非常に仲のよかった友人が小学校6年生の時に引っ越してしまうことが決まったんだ。
僕や一部の仲のいい仲間にだけは知らされていたんだけど周知ではなかったんだ。
そんな折、ちょっとしたガキ大将がそいつのことをいじめようとしたんだな。もう残り少ない
学校生活で何をしているんだって、(もちろん僕らしか転校は知らなかったんだけど)
結構勇気を振り絞っていじめから守った記憶がある。


誰にでもあるだろうけど、僕にもあるいくつかの大切な想い出の一つだ。


僕はリーダーシップがあるタイプではなく、いつもNO.2タイプだった。意思決定が特異なタイプ
ではなかった。その代わりグループの中で元気のないやつとか、ちょっと様子のおかしいやつに
声をかけたり、仲間に入れるように気を使う。そんなことは得意な子供だったと思う。

そこまでかっこよくはないけど、僕の思想には弱者保護、という観点が強い。強きものがその強さ
を振りかざして弱者を切り捨てて成果を追うという考え方は僕には許せない、そういうタイプだった。


だから、とまでは僕は言わないけどこの『小さき者へ』という本は僕の好きな部類に入る。
この本は短編集になっており色々な弱者がが存在して、その弱者がどのように生きるのか、
また、その弱者をどのようにとりあつかうのか、という観点で物語りは進行する。

弟ばかり可愛がられてのけ者にされるお兄ちゃん。脱サラに失敗したお父さん、反抗期で極端に
暴力的になった息子へ対峙出来ない父親・・・。物語の中でいくつもある問題をこの作者は解決を
することはしない。だけど、それであるが故にリアリティを感じてしまう。絶対的なエースで4番の
少年はエラーをする仲間をどやしつける、勝つためには手段を選んではいけない、というような
発想をする少年をもてあます姿を見て自分だったどうするのだろうか、と考えてしまう。

僕はそういうタイプのやつは絶対に許せない。そういう子供だった。とはいえ、その正義感は都合が
良くてうすっぺらい者だということを僕はとっくに気づいているけど。


重松清の本は非常にありそうな日常を良く観察していると僕はつくづく思う。他人の心のひだをよく
感じていると思う。だからこの人の本はとても好きだ。人とどう接するか、その点は今更その人の
ありようを変えることも出来ないのだから、僕には僕の出来ることも決まってくるけど、ただ自分は
どういうタイプなのか、そう問い続けることで自己認識を新たにすることが出来る、そんな印象を
僕はこの本にもつんだ。




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2006/09/18(Mon)

【書評】その日のまえに


僕らの人生は生まれた瞬間に死に向かって進んでいく。これは誰しもが抗いきれない運命だ。

僕は、子供の頃両親が離婚したらどうしよう、とか、僕だけ残して家族が死んだらどうしよう、なんて事を想像しては怖くなって、大泣きして家族を困らせていた。

誰かの死というのは時として突然訪れる。大学時代にトモダチを一人癌でなくした。若年性の癌は進行が早い。内定が決まっていた会社は、一年入社を保留にしますので安心して闘病活動をしてください、ということ。ドラマのような話だけど、製薬会社だった。

亡くなるその日がいつ来るかなんて、もし分かっていたら、その為に何を準備する?明日死ぬとしたら今から何する?告知はされたい、されたくない?そんな問いかけは誰しもしたことがあるだろう。僕らはどのように今を生きるだろうか。


プチ感動モノが大流行でそんな小説がたくさん売れている。たくさんの安っぽい涙が流されている。ストレス発散かもしれない。でも、だんだん慣れてくるものなんだ。あー、こういう風におちるんだね、と。

この本はそういう分類に入るのかもしれない。だけど、僕は十分に楽しめた。安っぽいかどうかは各個人の考え次第だ。ストーリーも、文体も十分に僕は好きだった。



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2006/05/05(Fri)

【書評】国家の品格

景気浮揚感があって日本人が自信を取り戻してきた。それ自体はとてもいいことだ。そして、著者が言うとおり、国民が生まれた国を誇りに思い、国を愛することは与えられてしかるべき当然の権利だ。

この本に何の異論もない。読んでいて胸がスカッとするし、どちらかというと好きな部類かもしれない。けれど、世の中はプチ☆ナショナリズムの真っ最中。教育や自衛隊についての論議がなされ、反戦ソングが何となく売れる。みんなムードで動いている。おかげで米国の報告書にに”日本がナショナリズムに進みつつある。政治家の発言も転換しつつある"と書かれる始末。

論理的ではなく極めて観念的で個人的主張が詰まっているけど、日本人の多くが胸につかえていながら中々言えなかった事を論じている点に価値がある。

ライブドア事件、ホリエモン、ファンドの存在・・・米国的グローバリズムと経済活動の主体とその基本原理をごちゃ混ぜにして、日本人の精神性の変化と言うのはどうしても納得がいかないけど。

ストレス発散程度に読みましょう。

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2006/05/02(Tue)

【書評】錦繍

僕の小学校はコの字型をした校舎が4階づづあった。僕が卒業を前にした最後の6年生の時のちょうど今頃、春の日の夕方。きれいな西日がトイレに差し込んで、お決まりどおりの青いトイレの壁はオレンジに染まっていた。

僕はそのオレンジに染まったトイレの中から校庭を見下ろしてうれしいよな寂しいような気分に浸った。校舎のもっとも高いフロアから校庭を見下ろす事がようやくできるようになった。なんだかちょっと大人になったような気がしていた。

そんな折一足先に中学校に上がった近所の友達がいてその人から見せてもらった中学校の国語の教科書。何だか難しくて、何を書いているか分からなかったけど、何となく特徴的だなぁと思ったのを覚えている。ただだらだら(と言っては失礼だけど)書いてあった小学生の僕が読んでいた教科書とは違っているように感じた。


そんな感じがする本だ。書簡体という今日日珍しい書体だ。手紙をやり取りし、その手紙が表す内容が物語っている。お互いへの配慮や日本人もっていた美しさ。言葉のきれいさ。宮本輝の実験性や一方でこだわりが感じられる気がする。

プチナショナリズムがブームな今読むと、はっとさせられるかも。だけど、僕は小学校のあのトイレの色が思い出された懐かしい気持ちだけがふつふつとわいてくる。感傷的になるけどあったかい想い出。



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2006/03/23(Thu)

【書評】東京タワー

デジャブ(Dejavu)とは見たものに反応して感じるものだと思っていた。

いつか見た覚えがある交差点
いつか見た覚えのある居酒屋
いつか見た覚えのある涙

違うんだ。文章を読んでもソウ感じることがあるんだ。僕はこの本を読んで僕らのことが書いてあるかのように感じた。僕は福岡の生まれでもないし、ましてや九州に行ったことがない。でもデジャブは感じるんだ。

僕が大学に入り、妹が専門学校に入った。子供達の状況が落ち着くのを待っていたかのようにお袋はパートに出た。私大だったから学費もラクではないだろうと思っていた。だけど僕はこれでもかって位遊びほうけた。遊び呆ければ遊び呆けるほど、そうした耳に痛い自分の声は届かなくなっていくもんだ。都合が良い自分の声。

妹が専門学校を卒業し、僕が大学を卒業したら、両親は離婚した。何かあっという間だった。あんまり考えた事の無いことだったから僕はすっごい悲しくて、普段はお互い強がっていた遊び仲間の前で初めて泣いた。

それから3年。妹から電話があった。
『お母さんが遺書を残していなくなった。』

ありとあらゆる手を尽くして見つけたお袋はドメスティック・バイオレンスに悩み、その末の決断だった。親父と別れた後付き合ったその人が手を出すようなやつだった。そんなだから、元の住まいに戻すわけにも行かず、僕のマンションでお袋の共同生活が始まった。

僕の家に来て、やはり母親は子供に手料理を作りたいみたいだ。やはり子供に迷惑をかけたくないので自分のコミュニティを見つけようとするみたいだ。


『東京タワー』
20060321211538.jpg


僕のルーツは多分親父にあると思う。(関連エントリ)それは僕は自信をもってそういえる。だけど、お袋と一緒にいた時間はホントに長くて、あの時

もっと色んなところに連れて行ってあげればよかった。
もっと電話をしておくべきだった。
もっと、もっと・・・・。

僕も同じように思うもの。この本を読んで得たデジャブは計り知れなくて、だからこそ、同じように悩んでいる人も多いのだと思う。家族の温かみを感じ、幸せな生活があるということは、思いのほか難しい問題のように思える。ホントはなんでもないことであって欲しいと心から祈るけど。

号泣した本だ。素晴らしい。人の温かみ、ぬくもり。お袋と親父、妹。家族。根源的であり、永続的なテーマだから、ということはあるけどこれほど感動した本をここ数年、僕は知らない。


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2006/03/20(Mon)

【書評】ザ・ビジョン

ビジネス系物語風図書に分類される【ザ・ビジョン】を読んだ。この形式は、ザ・ゴールで成功して一時期みんなこんなカンジで本が書かれていた。そういう意味でちょっと辟易するカンジはするけどとっつきにくいビジネス書が嫌な人には向いているかもしれない。


20060321200049.jpg


内容としては、ビジョンのもつ効用、価値などについて、物語風で語られている。内容のよしあしは別にして気になったところを記載。

○ディズニーワールドがもっとも大切にしているのは安全、次が礼儀ということだ。
○アルフレッドノーベルに関する話。
 ノーベルの兄が亡くなったとき間違って自分の死亡記事が掲載された。当時ノーベルはダイナマイトの発明者だったことから、記事がダイナマイトの負の部分(=破壊)にキーを併せた内容だった。それにがっかりしたノーベルは、破壊の反対として平和を人生のキーワードに切り替えたということ。
○ビジョンを現実にするプロセス
 ①ビジョンを創造する
 ②ビジョンを伝える
 ③ビジョンを実践する

ここには書ききれないエピソードも満載で楽しい本だと思う。

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2005/11/22(Tue)

【書評】年上の女性

18才の頃、恋をしていた。大学1年生だ。

相手は25歳の一人暮らしのOL。週の半分は転がり込んでいた。本当に好きだと思っていたけど、覚えたての色気に惑わされていたのかもしれないし、今となっては分からない。ただ、彼女には色んな悩みはあったようだ。当然だ。

18歳というのは後先をまだ考えない年だろうか。あの時、熱にうなされているかのように、好きだ!って相手にぶつけていた。今となっては分かるけど、そういうのって痛いし、時につらい。

7歳年上の彼女は、学生で、世間を知らない年下の僕に何を見ていたのだろうか。あのときの彼女の笑顔はそれとなくもの悲しげだった。女心は僕には未だに謎多きものだけど、世間の色んなシチュエーションの中でも結構切ない部類のものだと思う。もし切なさを天秤に乗せて計れるのならば、今の僕の何を乗せればつり合わせることが出来るだろうか?

そこにあるのは、終わりは見えているという現実?今を楽しむ享楽性?どう彼女が思っていたかは今もって分からないけど、別れの言葉を告げた彼女の表情はどこかほっとしていたかのように見えた。

年齢なんて関係ない、とか口にするのは簡単だけど、年齢をひとつのステージとして社会から要求されるタスクは、実際問題として非常に高い壁を形作ると思う。

【ドナウの旅人】

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僕が好きな宮本輝が書いた長編小説。

夫を、家庭を捨てて、17歳年下の男性とヨーロッパに突如出奔した母を追う娘とその婚約者。勝手なイメージだけど、ヨーロッパの人々には歴史背景に基づいて人生を根源的で、哲学的に捕らえる文化的背景がある気がする。その背景をもって描かれる各登場人物の心理描写やその行動には心打たれるものがある。自分の人生を考えさせられる。

あの時彼女は何を思って、一緒に夕飯を食べて、そして、別れを切り出したのか、この本を読んでその心の一端を垣間見ることが出来たかもしれない。

葛藤ではなかった。すべて知っていたんだ、ということを。

そんな風に思う。

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2005/11/21(Mon)

【書評】ノスタルジー

僕の小学校には『歩け歩け運動』というイベントがあった。小学校からある設定された地点まで歩いていって、お弁当を食べて、歩いて帰ってくるというイベントだ。行き先はこどもの国という大きな公園のようなところだ。

あの頃はとっても遠く感じて、特に到着してお昼を食べた後にアスレチックや滑り台で散々遊んだ後の帰り道は、それはもう遠くて遠くてクタクタ!!という感じだった。

今振りかって見ると直線距離でも片道7KMくらい。40分あれば走り切れてしまう距離だ。月日が経ったことを実感する。だけど、あの頃の僕らにはとっても遠く感じたんだ。

実はこのイベントにはもうひとつの側面がある。学年中の男の子と女の子がシャッフルされて、手をつないで歩くという側面があって、歩きながら休憩ごとに手をつなぐ相手がずれていく。さながら、長時間で、changeが何度もあるフォークダンスだね。

小学校1年生と6年生では”その意味”は違うけど、やっぱりなんとなく相手を意識するんだろうな。そして、そういう面では女の子のほうが早熟だ。ませてくるってことと深さが違うってことね。

秋にあるこのイベントは、昼間の汗と秋の夕方のひんやりした空気感、そして、夕日と途方も無い疲れ、いろんなものがミックスされて・・・。そんなときはいろんな意味で感傷的だったり、大胆になったりすることがあるんだね。

教師もやっぱり、そういう事を分かっていて、偶然を見逃したりしていた。12歳の頃は、ふられたり、冷やかされたり、一緒に学校まで手をつないで歩いたり。得てして、男のこの方がそういう時は照れてしまって話せなかったりするものじゃない?全然順番では近くない二人が手をつないで歩いていたり。男同士で恋愛の話をしたり。そういうことが始まる年齢だね。


懐かしいなぁとおもう。


そして、驚いたのがそんなイベントが小説になっていた。

【夜のピクニック】


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本屋が売りたい本というのをランキングにした本屋大賞というので1位をとっていた。なんだか自分の少年時代の想い出を褒められているようでうれしいようで恥ずかしい、そんな小説だ。


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2005/08/13(Sat)

【書評】愛の本―他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

知人から本を頂いた。知人が学生時代にお世話になった先生が書かれた本だ。

愛の本―他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ


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なんとストレートなタイトルの本だろう。社会学の先生が書かれた本だが、内容は人生の指南本だ。こころがあったかくなる。内容はところどころ硬いのに、僕はこの本から包み込むような優しさを感じる。

思えば僕は中小企業診断士の勉強ということをしている。これは以前の記事に書いたくらい、強い決意を持ってやった分、ストレスや落ちたときの恐怖や、苦しさを抱える作業だ。そして、このブログを読んで下さる方も程度の差はあれ、何かしらに頑張っている方が多いと思う。

『幸福はデザインされるものである』、という主張はとても納得感が高く、『自己充実をもたらす活動』と『他者との交流』がそのフレームであるという事が心に響く。100%同感だと思う。何でこんな苦しいことをやめられないかという事を考えたときも同じように考えた。大金持ちになっても仕事を辞められないかもしれないということも同じように考ええる。浪人生だった友達や会社を辞めて無職だった時期のある友達が言うのは、孤独と社会との隔絶感だ。

少し理屈っぽいことを書いたが、この本を全体で包むのは著者の深い優しさであると思う。元気になれるし、やさしくなれる本だと思う。この本を読むと生きることの喜びがどうすれば感じられるか、そして、生きることは素晴らしいと改めて感じることができると思う。




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