• プロフィール

    HIRO

    • Author:HIRO
    • 某電機メーカーで、情報システムの営業職を経て、現在はマーケティングに従事。顧客の経営改善に寄与するためにビジネススクールに通い、中小企業診断士を取得。息抜きのサーフィン、サッカー、ランニングが最近楽しい。

      ツイッターアカウントは@hiro761006です。
  • ブログ内検索


--/--/--(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Home | Category : スポンサー広告 |  Comment  |  Trackback
2008/06/22(Sun)

EURO2008 ロシア-オランダ

午後3時、光州。スタジアムは異様なほどの熱気に包まれていた。

開催国のアドバンテージを活かし、スタジアムは真っ赤なユニフォームで埋め尽くされ、

その存在感だけで後ろにしりもちつきそうになる。時に恐怖すら覚えるくらいの

その大歓声は、徐々に微妙な判定をホームアドバンテージに導いていく。

国内リーグを3ヶ月中止させてまで代表チームの強化に当てた成果は

楔を入れては前線の選手を追い越していく、そのダイナミズムに良く現れていた。

野に放たれた野犬が群れをなして襲い掛かるように、相手チームのボールに絡んでいく。

下馬評では不利だったにもかかわらず、堂々と優勝候補を追い込んでいく。

勝利の瞬間には、派手なアッパーカットのガッツポーズ。






フース・ヒディングという監督にはドラマが良く似合う。スペインに大敗し、今回ばかりは

難しいかと思われたが見事にチームを立て直し、2位でグループリーグを勝ち抜けた。

監督の母国オランダとの準々決勝には、胸に期するものがあったのだろうかと

ついつい想像してしまいたくなるが、冷静な策略と強烈な情熱を併せ持つこの人には

そうした思いはないのではないかと思わされる。思えば、大会前のテストマッチで結果が出ず

不安視されていたことと、スペイン戦の大敗、ドラマ仕立ての仕組みもあの時と同じだ。



今大会最年少のチーム、世界的な資源高を背景に好景気で潤った国内リーグの充実振り、

オランダの監督ファンバステンが伝説のゴールを決めたのがEURO88の決勝、ソ連戦

とアナウンサーが修辞するネタには事欠かない。

しかし、如何なる修飾語もこのチームのプレーの前に意味を成さない。




これが、フースヒディングのチームだ、と。




確かに、過去3戦で見せたダイナミズムがすっかり影を潜めたオランダの問題もあるのだろうが

旺盛な運動量をベースにしたロシアのサッカーは、間違いなく魅力的だった。

ロシアのチームは殆ど国内リーグに所属する選手で構成されており、個々の選手に関する情報は

ほとんど持ち合わせておらず、アルシャービンがロシアのマラドーナと言われているくらいしか

知らないので(もっとも、こうした表現方法が連発されているのにはホトホトあきれているが)

今回きちんとロシアのサッカーを見てびっくりしたのは、当然といえば当然で、

魅力的にもみえるものだ。



この試合、オランダはロッペンの交代がまたれながらそのカードを切る事なく、

EUROを後にするのは僕個人しては極めて残念なことだ。このロシア戦に限れば、前に前にと

ボールを運ぶよりも相手のプレッシャーを交わす為に後ろにボールを下げているオランダの

プレーばかりが目についた。

そして、ファン・デル・サールの好守。右腕一本でシュートをはたきだしたシーンなどはすばらしい。

しかし、そうしたGKのすばらしいプレーがあっても今日のオランダでは1点が精一杯だったし、

何よりもファンバステン監督の采配が中途半端で何をしたいのか分からなかった印象だ。

後半41分、スナイデルが左サイドの角度のないところから、右足でゴールに向かうような

FKをけり、そのボールをファンニステルローイが頭で押し込んだのはさすがであり、

その後一気にたたみこもうとしたが、どうにも迫力不足。イタリア戦で世界中を驚かせた

2点目のスーパーカウンターを決めたスナイデルも今日はパスの出しどころを迷っているような

プレーが目立ったように感じた。







後半終了間近にラインを割ったのか?という微妙な判定があった。あのプレーがオンプレーで、

コロジンに2枚目のイエローカードが本当に出されていたら、ゲームの流れは大きく変わっていた

と思うが、今日勝利者になるべきがだれかを審判も良く分かっていたとしか言いようがない。

スタジアムも審判もサポータも全てがドラマの舞台装置であり、第三者としてゲームを見ている

限りにおいては、判定の正確性は極論を言うとどうでもいいと思う時、”あの時”と同じように

審判は今回も良いジャッジをしたといえると思う。





圧倒的なホームアドバンテージや先制した展開といった違いはあったものの

選手を次々と追い越すダイナミズムに満ちたプレー、若手の積極登用、優勝候補とのガチンコと

熱かったあの韓国の想い出を呼び起こすに十分な要素に満ちていた。

あれから6年。今も変わらずガッツポーズはアッパーカットだけど、それ以上に僕の胸に迫る。


これがフースヒディングのチームだと。




サッカーの記事だけを集めたカテゴリーを新規作成しました
スポンサーサイト
Home | Category : サッカー |  コメントアイコン Comment2  |  Trackback0
Home Home | Top Top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。