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    HIRO

    • Author:HIRO
    • 某電機メーカーで、情報システムの営業職を経て、現在はマーケティングに従事。顧客の経営改善に寄与するためにビジネススクールに通い、中小企業診断士を取得。息抜きのサーフィン、サッカー、ランニングが最近楽しい。

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2005/04/14(Thu)

コート

僕にとってトレンチコートはとてもダサいものだった。父親が着ているから、とか、見た目が変、とかいう事もあったが、刑事コロンボの小説の中のイメージから派生したものでもあった。ただ、ダサかろうがなんであろうが、それは父親であり、コロンボのトレードマークであった。そういう側面から見ると、ダサいけどかっこよかった。

18歳のとき買ったコートがある。脛まであるロングコートである。これが今捨てられない。10年前確か8万円位したはずだ。当時の僕にはとても大金だった。原宿の同潤会アパートの一室にあったWorldWideLoveにて購入した。欲しくて仕方がなかったのにどうしても高価で何度も何度も迷った覚えがある。青山から渋谷まで明治通り経由で3往復位して、どうしても他に欲しいものがないことを確認して買ったはずだ。歩きつかれてくたくたになったのに、何故買いに行ったのだろう。その理由は今でも分からない。勘としかいえないんだが、10年着るほど愛着を持つとは当時は思えなかった。ただ、お陰でこのコートは僕にとって、僕自身が規定する僕自身のトレードマークの一つになった。

就職して、曲がりなりにもお金を稼ぐようになり、金銭感覚が変化していく中で、ああまでして欲しいものというのはなくなってきた。今後、10年間を見越して使えるものがどれだけ出てくるだろうか。今僕がこのコートを捨てられないのは、次のトレードマーク=アイデンティにしたい様な思い入れのあるものが回りに見当たらないのかもしれない。唯物的視点に重きをおくつもりはないが、こだわりを持つことをコストとしてとらえ、そのコストを時間や手間とトレードオフとしてお金で解決しているのかもしれないとすると、それはそれで精神的視点から寂しい事だと感じる。


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