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    HIRO

    • Author:HIRO
    • 某電機メーカーで、情報システムの営業職を経て、現在はマーケティングに従事。顧客の経営改善に寄与するためにビジネススクールに通い、中小企業診断士を取得。息抜きのサーフィン、サッカー、ランニングが最近楽しい。

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2006/07/31(Mon)

母親の幸せ

過去に父親に関しては【ルーツ】で書いたし、妹については【めでたいです】の記事に書いた。そろそろ、母親については書いてみたいと思う。何故今なのか、それは、退寮して一人暮らしをしようとか、友人の親が離婚しそうだとか、そんな刺激がこうさせるのかもしれないと思う。


あっけないものだった。正しくは、だったらしい、だろう。ドラマでよくやっているように片方の印だけ押しておいたあった。僕らには何も伝えられずに、しかし、家族みんなが気付くくらいおかしいことは分かっていた。静かに進行していたんだ。父親はそのことにはあまり詳しく語りがらない。振り返れば家族が壊れる前に僕らには出来たことがもっとあったと思う。


離婚した後、幸せに暮らしているものだと思っていた。昔から、車の運転や電気機器の接続とかとても得意だった。フォークリフトの資格を取って『これで時給があがる!』って喜んでいたよね。そしたら、怪我をしたって。仕事で怪我をしたって。何も疑うことを僕はしなかったよ。頭の怪我だから心配だって。心配の仕方が違ったんだ。


確か週はじめ月曜日の20時くらいだったかな。残業をしていて妹からの携帯電話が鳴った。ちょっと疲れ始めていたからちょうどよい休憩と思って気軽に電話に出た。『どうするの、結婚』とか、話さなきゃいけないなぁということと『元気かなぁ』という心配なことがあるのでちょうどよかったんだ。



『お母さんが遺書を残して失踪したの。早く来て』



はじめ意味がよく分からなかった。遺書?失踪?はっとした後すぐに実家に向かうため、走って駅にいったんだ。地元の駅について、同棲していた男性のいる店に向かった。妹が運転する車の中で事情を聞いた。その男性宅に遺書が残してあっていなくなった。まずはその男性から事情を聞く。でもあまり埒があかないので、まずは警察にと思って届けに出た。その後、知り合いの家に何かの事情で身を寄せているのではないか、そういう仮説から知り合いの家を回った。気付いたら夜中の3時を回っていた。どこにもいる様子がない。


昔懐かしい実家に帰る。ちょっとづつ家具が変わっていたけど、3年前に家を出た当時と同じ雰囲気は残っていた。だけど、ずいぶん時間が経ったので勝手が違うという気がしたよ。探している最中の妹との車の中で色んな話をした。昔はどうだったとか、家族の昔話とか、お互いを昔はどう思っていたとか。


翌日警察と話し、警察に努める大学の先輩に相談をする。祖父母や伯父に相談をする。出来る限りのことをする。時間という価値をそのときほど感じたことはない。そんな日々3日後、妹から警察が見つけてくれたという連絡を受ける。早朝だったね。そのまま、妹と一緒に警察に行って面会、一緒に祖父母宅へ帰った。そこではじめて分かったこと。


あの人の暴力から逃げたかった。


実は初日に警察に相談したときその可能性を指摘されていた。僕らはよく分からなかった。そうだったのかと。気付いてあげられなくてごめん。何度もあやまったよ。よく話を聞いてみると過去の頭の怪我もその男に蹴られて出来たというじゃないか。その後、こっそり祖父母に事情を話して連れて行く。ゆっくりすればいいと歓迎ムードがあったのが救いだった。その後、その男が昔の家だと連れ戻しに来るんではないかというので僕の8畳1ルームの部屋に。数年ぶりのお袋との共同生活が始まったんだ。お袋に料理を作ってくれって頼んだね。僕が好きだった豚の角煮とお味噌汁。涙が止まらなかったんだ。数年ぶりに食べた味噌汁は昔より涙の分だけしょっぱかった。こんなことってホントにあるんだ。毎日家に帰ると洗濯は終わり、食事が作ってある環境。一人暮らしがとても健康的で豊かになった。実はこんな生活は楽しかったね。母は昔の僕について語ってくれた。あんなことがあったね、とか、ちょっと勉強の出来たHIROは誇らしかったんだよ、とか。過去の話をしながら、思ったんだ。


親は守ってくれる人から守るべき人に変わるんだ。


DV法(ドメスティックバイオレンス)は結婚していない相手にも適用できる。電話でその男性と母とが話し合いをしたがお尻が見えなかった。母を守るという決意が求められた。その後、1ヶ月くらいだろうか。そろそろ出て行くよって。仕事見つけて一人で暮らすよって。なんともいえない寂しさがあったね。いつかはこうなるんだってわかっていたんだ。1ヶ月も経つと、”そこにいる”という風に場所が決まってくるんだ。”そこ”からいなくなると言葉に出来ない喪失感がある。彼女にもあってくれたね。結婚しようかなぁと思い始めていたからどうかなぁなんて思ったんだよ。後にその彼女と別れた後、その彼女の弟が亡くなったって連絡をくれたんだ。別れていたけど、頼りたい人がいなかったみたいだね。その時にお袋の話にもなったんだ。こっちから彼女に連絡を取ることがはばかれていたとき。


お袋が部屋から出て行ったときから2年くらいだったかな。再婚することになったって。祖父母にも会っていて全てOKだったんだ。僕の知らない男性と一緒にいることを知ったのはこれが2度目だけどやっぱりフィットしない。これは仕方が無いことだ。でも、ずっと幸せそうだった。


母を宜しくお願い致します。


そう話したとき改めて泣けそうになった。家族が共に幸せで、とても健康で。そうなると、お互いに連絡が頻繁になることは無いんだけど、それはうまく言っていることだと思う。平和で安心できる毎日。昔は母親の老後とか考えることはたくさんあった。今は毎日自分の人生だけを考えることが出来る。それも義父のおかげだ。幸せに。一時失って苦労した分ずっと幸せでいていいんだよ。そう伝えてあげたい。


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