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    HIRO

    • Author:HIRO
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2011/09/03(Sat)

W杯3次予選予選 北朝鮮戦


W杯予選は遠きにある予選突破をかけた、長く長くはるかなる道のりだ。
この道のりは、振り返らずに進む苦行の道のりである。
神がかり的力によるものなのか、突如方向を変えた台風のおかげで直撃は避けられたものの
その台風からもたらされる湿度、風が漆黒の夜と僕の心に微妙な胸騒ぎをもたらした。

road to Brazil
再び僕らはこの闘いの中に身をおくことになる。
目を閉じると遠くに聞こえる南アフリカの歓声。
雑音にしか聴こえなかったブブゼラの音色すらも
その国その国のワールドカップの想い出に鮮やかな色彩を加える。

その大事な初戦。
アジアカップ王者として望む日本だが
その戦績に大きな貢献をした本田と長友を欠き
代役としての経験が期待された中村憲すらも失う非常事態。
中村憲はザックジャパン直後のパラグアイ戦で見せた香川とのパス交換/決勝点を考えると
相互のフィーリングがいいのではないかとそのコンビネーションが楽しみだっただけに
非常に痛い離脱となった。


べたっと引ききったわけではないものの、北朝鮮は基本的にはしっかりとした守備からの
カウンターを狙う戦術を採用してきた。
これ自体には全く驚きは無く、アジアの各下相手の戦いでは見慣れた風景であり
いうなれば、いつかきた道である、と言える。
前半10分ごろには、一度TVの画面を覆い隠すかのような酷い土砂降りに
肉弾戦を覚悟するかと思ったのだが、短時間でゲリラ豪雨が上がったことと
埼玉スタジアムのピッチの水はけのよさで事なきを得ることが出来た。

その雨が小降りになった頃には
サイドバックの上がりが出始め、徐々に攻めの圧力を増していくものの
前半はこれといって大きなチャンスもピンチも無く終える。
前半で気になったのは、サイドへ散らすパスがいつもより一手間多いように
感じた点であった。
いつもなら遠藤からダイレクトでサイドハーフに展開して
サイドバックが裏に抜け行ったり、ハーフが落して裏を狙うシーンで
今野や吉田を経由しているように思えた。
これがワールドカップのプレッシャーなんだという事を感じる典型的なシーンである。
セーフティーにという気持ち、リスクを負いたくない、という事が攻めを遅らせている。

後半は香川がトップ下に入り左に岡崎、右に清武という布陣に変更する。
北朝鮮もややアグレッシブに来るようになったことも影響しているが
この変更により球回りがよくなったように感じる。
交代になった柏木だが、こうした引かれてスペースの無い相手には
適切なチョイスだったとは思えない。途中ショートカウンターのような時には
その機動力を生かしてチャンスを作ったりもしたが、この試合で効果的だったかときかれると
やや疑問を持たざるを得ない。
特に何本かあったシュートシーンのうちいくつかは枠には飛ばしてほしかったと思う。

さらに後半25分にはFW李忠成を代えて、デビュー戦となるFWハーフナー・マイクを
まさにほぼぶっつけ本番のようなタイミングで投入。
結論としては、こうした引いた相手にはその有効性が図らずも一発で証明されることになる。

チャンスは作るも得点が奪えないじりじりとした展開が続く中で
後半38分、相手の危険なタックルでレッドカードが出され一発で交代となる。
確かに足の裏を見せたタックルであり危険であったが、レッドカードというのは
多少ホームアドバンテージをカンジさせる判定だったとも思う。
とはいえ、この退場により、厳しくなったと思うか、ラッキーと思うかは
その人のサッカー勘が出るシーンだと思う。
僕は、これでますますタイトにゴール前を閉める事になると予想し
厳しくなったと判断をした。
ただし、この判定を後にして、日本は最後が高い位置を取り続け
センタリングと長谷部の効果的でやや強引なドリブルによって
相手のブロックを崩しにかかり、最後の最後、試合終了2分前に力づくで
吉田麻耶のヘディングによってゴールを奪うことに成功する。


この試合を一夜明けて冷静に振り返ってみるとワールドカップ予選初戦の難しさと言うものを痛感する。
ジーコジャパンの時の初戦も確かオマーン戦で非常に苦しんで久保が終了間際に左足でのインサイドで
相手ゴール右スミに流し込んで冷や汗たらたらで勝った試合だったと記憶している。
岡田第2次ジャパンの初戦はタイで中村俊輔がPKをはずしてイヤーな雰囲気で
試合が進んだのも覚えている(結果4-1で勝利)
その両方が確か埼玉スタジアム。
そして、吉田麻耶といえば、アジアカップヨルダン戦に続き終了間際のヘディングゴールが
記憶に新しく、再びチームのピンチを救った。
どちらをとってもいつかのプレビューのような、これこそがこの国の培ってきた
サッカーの深みであり、結果や数字の向こうにある経験がもたらす力だと僕は思う。

結果として勝利をつかむことが出来たわけだが、
この試合、落していたら非常に厳しいことになっていた。
3次予選の中では一番苦しいと思われるウズベキスタンのアウェー戦に強いプレッシャーを受けて
試合に臨むことになってしまうところだった。
この試合、怪我による欠場は仕方がないものの、出場選手の中で気になったのは駒野、岡崎、柏木の3選手。
いい時と比べると精彩を欠いていたという印象だ。
駒野は香川とのコンビネーションがイマイチで試合に入りきれていなかったし
岡崎も運動量は少なくなかったが効果的とはいえなかった。
柏木にも言えることだが、岡崎はスペースが少ないと生きるタイプではない。

しかし、それでも、これだけ苦しんでも勝つことが出来たのは何より収穫だと思う。
気持ちよく、いい試合をして勝つことは望まれるが、そうは簡単ではない、と教わったゲームだった。
店を出た時にも相変わらずの湿気と風だったが胸騒ぎは消えていたと思う。
ヨーロッパで活躍する選手を並べ、アジアを感動的に征した僕らの代表をもって
浮ついていたのは選手だけではなく、僕らにも同じ事が言えたんだと思う。
大いなるワールドカップ予選へ航海にでようとオールを漕ぎだした僕らには
ちょうどいいレッスンだった。








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